日本外来小児科学会(院長・職員が毎年参加している学会です)が以前山口県で開催されました。そこで米国で使用されている抗生剤の適正使用のためのパンフレットを入手しました。
タイトルは”Your Child and Antibiotics(あなたのお子さんと抗生物質)”です。 サブタイトルは”Unnecessary Antibiotics CAN Be Harmful(不必要な抗生剤は有害となりえる)”となっています。けっこう刺激的なタイトルです。内容は親御さんに渡すパンフレットとしては非常によくできています。アメリカ小児科学会・CDC・アメリカ微生物学会によるもので(非常に権威があります)、この権威を利用して待合室に原文と翻訳を両面コピーしたパンフレットがおいてあります。直接、今読んでみたい方はこちらをどうぞ

以前は抗生剤を希望される親御さんを説得するのは非常に困難だったのですが、ここ数年解熱剤の使用に対する一般市民の意識が変ってきたように、抗生剤の使用に対する意識も最近変ってきつつあるのを日常の診療の場で実感しています。
もともと「必要でない薬剤は使用しない。必要と判断したらがっちり治療する」という基本方針で診療していましたので、このパンフレットにより治療方針が影響されることはありません。このようなパンフレットを国内の権威ある学会などが作ってくれるとよいのですが・・・

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