乳幼児の細菌性髄膜炎は毎年国内で1000人近い子どもが罹患しています。その原因で最も多いのがHib(ヒブ、ヒトインフルエンザ菌タイプb)で、その次に多いのが肺炎球菌という最近です。髄膜炎以外にも、肺炎球菌が原因となる病気は、菌血症、肺炎、骨髄炎、関節炎、中耳炎、副鼻腔炎などです。
1998年にWHOが小児肺炎球菌ワクチンの接種を勧告してから10年以上が経ち世界で100カ国以上が同ワクチンを使用している中、ついに日本でも2010年3月から接種することができるようになり、また2013年4月から定期接種に組み込まれました。
【小児肺炎球菌ワクチンの予約方法】
電話(診療時間内に933−5111)にご予約ください。
ワクチンの供給は充分にありますので、いつでも接種が可能です。
【小児肺炎球菌ワクチン接種スケジュール・回数】
肺炎球菌による髄膜炎にかかるリスクが高いのは、0歳児が全体の半分を占めています。2ヶ月になったらなるべく早く受けましょう。
(1)2ヶ月以上9歳未満の乳幼児が接種対象です。
(2)接種スケジュールは開始月齢によって異なります。
☆2ヶ月以上6ヶ月乳児
1歳までに27日以上あけて3回接種、
その後60日以上あけて1歳〜1際3ヶ月の間に1回接種 合計4回
☆7ヶ月以上11ヶ月乳児
27日以上あけて2回接種、
その後60日以上あけて1歳を過ぎたら1回接種 合計3回
☆1歳以上2歳未満
1歳で1回目接種、その後60日以上あけて2回目接種
☆2歳以上9歳未満
通常 1回接種を行う。
(3)ヒブワクチンや三種混合ワクチン等との同時接種が認められています。
1回目を接種した日の月齢 |
2回目 |
3回目 |
4回目 |
合計 |
生後2ヶ月〜7ヶ月未満 |
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4回 |
生後7ヶ月から12ヶ月未満 |
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X |
3回 |
生後12ヶ月〜2歳未満 |
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2回 |
2歳〜9歳 |
X |
X |
X |
1回 |
ワクチンメーカーのホームページ
ご不明の点は、当院スタッフにお尋ねください。
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