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◆ 結核:わが国の結核はかなり減少しましたが、まだ3万人を超える患者が毎年発生しており、大人から子どもへ感染することも少なくありません。また結核に対する抵抗力はお母さんからもらうことができませんので、生まれたばかりの赤ちゃんもかかることがあります。乳幼児は結核に対する抵抗力が弱いので、全身性の結核症にかかったり、結核性髄膜炎になることもあり、重い後遺症を残すことになります。

 免疫のない子どもにはBCG接種を受けることが必要です。BCG接種で結核性髄膜炎等の発病を80%、肺結核等の発病を50%は予防できると言われています。BCGの早期接種は、重症の結核から子供を救うのです!

 注意:結核に感染していることが明らかな人は接種をいたしません。お子さんの身のまわりに結核にかかった方がいて、その方と乳幼児(接種対象者)が接触した場合は接種前に医師に相談してください。

◆ BCGの接種方法:管針法というスタンプ方式で上腕の2か所に押しつけて接種します。接種したところは、日陰で乾燥させてください。10分程度で乾きます。接種したところをこすったりひっかいたりしないでください。接種当日は激しい運動は避けてください。入浴はかまいません。

◆ 副反応:BCGは牛型結核菌を弱めた生ワクチンです。結核や非結核性抗酸菌の感染を受けていない乳児にBCGを接種をした場合には、接種後しばらくはほとんど変化が見られません。10日くらい経つと、針痕に一致した個所にポツポツと赤い点が出てきます。日が経つにつれて、その発赤が徐々に大きくなり、しこりや隆起が出てきます。このような変化は接種後1ヶ月〜1か月半頃に最も強くなり、場合によっては針痕部位が化膿することもあります。その後は徐々に反応が弱くなり、接種後3〜4か月には瘢痕を残して治ってしまいます。以上の経過は正常反応で、BCGがついた証拠です。うんだようになったところがかゆいことがありますが、強くこすらないようにしてください(お風呂で軽く洗うのはかまいません)。

【反応が早く出た場合】結核や非結核性抗酸菌の感染を受けた子どもに接種をした場合には、接種後早ければ1〜2日、遅くとも10日以内に接種部位が発赤し腫れたり化膿することがあります(コッホ現象といいます)。しかしこの変化は治り方も早く、接種後2週間から1か月以内には治ってしまいます。このように接種後10日以内に発赤、腫脹、化膿などがあった場合は医療機関を受診してください(ただし、発赤のみで1週間以内に徐々に軽快するようであれば、連絡される必要はありません)。

 その他の副反応として、接種をした側のわきの下のリンパ節がまれに腫れることがあります。通常、次第に縮小し自然に治りますので、放置して様子を見て構いませんが、ただれたり、大きく腫れたり、化膿してうみが自然に破れて出ることがあります。その場合には、医師の診察を受けてください。

ほかの予防接種は、BCG接種後4週間以上たってから受けてください。特に乳児期のヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチン、四種混合ワクチンは早めに受けましょう。 

注意:平成25年4月からBCG接種期間が変更になっています