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どんなときに起こったか?

たばこが置かれていたのは、床から50cm以下の場所が8割

赤ちゃんと同じ部屋にいて誤飲した場合、赤ちゃんと別室にいた場合、いずれの場合も生じています。誤飲して病院につれてこられる親御さんがよく説明する内容が「ちょっと目を話したすきに、、、、」です。

たばこの誤飲予防の一番いい方法は、乳幼児の環境からたばこを一切なくすことです。

たばこの中毒量と症状

ニコチンの急性致死量は成人で紙巻たばこ2〜3本、幼児で1/2〜1本ということになりますが、幸い、たばこからニコチンが溶け出すには時間がかかり、胃の中ではほとんど吸収されません。吸収されてもニコチンのもたらる吐き気により吐き出してしまい重篤な症状を呈することは稀です。しかし、たばこが水に浸かっていた液体を飲んだ場合は、速やかに吸収され危険です。中毒症状の出現頻度は14%程度とされ、誤飲してから10〜60分以内にみられます。

たばこの葉を2cm以下誤飲した場合には特に処置を必要とせず、4時間観察して症状が出現しなければ問題ありません。それ以上食べたり、何らかの症状が出てきた場合は病院へいきましょう。

なお、日本中毒情報センターにたばこ専用相談電話(電話番号:06-875-5199)が設けられました。これは無料の自動音声応答方式の回線で、毎日24時間、年中無休で受けつけています。

繰り返しますが、たばこの誤飲予防の一番いい方法は、乳幼児の環境からたばこを一切なくすことです。